下手の横好きで作ったプラモデル(1980年代後半作品)の紹介です


機動戦士Zガンダム (1985年)

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II (A.E.U.G.カラー)

RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II (TITANSカラー)

HGUC 1/144 RMS-009 リック・ディアス (クワトロ・バジーナ機)

HGUC 1/144 Gディフェンサー & フライングアーマー

「歴代ガンダムでどれが一番好きか」と言われたら私は間違いなく「Mk-II」と答えます。マッシブさとシンプルさのバランスが歴代ガンダムで最も優れていると思います。 このRGはまさにMk-IIキットの完成版と言っていい出来です。なのでティターンズカラーバージョンも作ってみました。マーキングはエマ機の2号機ということで。この色もいいですね。さらにティターンズカラーのスーパーガンダムってどうかな?と思ったらネットに作例が溢れてたorz。でもエゥーゴカラーよりこっちのほうが馬鹿っぽさが緩和されていいかもにいいかも…。HGUCリック・ディアスはプレバン限定のリバイブ版です。見えない部分に多数のブースターを追加してみたりしましたが、写真じゃ全くわからないですね。しかしリック・ディアスは組んでみると、まさにドムの正常進化版といった感じが出てよいです。


RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

HGUC 1/144 MSA-003 ネモ

HGUC 1/144 MSK-008 ディジェ

Zガンダムですが、あいかわらずの流麗なデザインとRGでの完璧な変形は素晴らしいですね。ただやっぱり完全変形のため可動域が少なく、ポージングは限られてしまうのが残念ですね。次にHG版のネモですが、肩部のダクトノズルに別パーツを適用した以外はノーマルで作ってみました。このネモ、ジム系列の中で一番バランスが良い気デザインな気がするのは私だけでしょうか(私から見ると、ジェガンはジム系列というよりは、MK-IIのデチューン版にしか見えないので…)。そして最後にディジェですが、こちらは完全に無改造で組んでみました。この機体、設定ではネモとリック・ディアスをベースとした機体、らしいですが、色はネモですがどうみてもベースはゲルググです。本当にありがとうございました。


HGUC 1/144 MSN-00100 百式 Ver.2.0 + HG 1/144 FHA-03M1 メガ・バズーカ・ランチャー

HGUC 1/144 AMX-004 キュベレイ +ファンネルエフェクトセット

永野護氏のデザインとして有名な百式とキュベレイです(ただ百式は、永野氏のZガンダムデザインコンペ案を再利用し、藤田一己氏が最終クリンアップしたものなので、永野デザインとは言い難いかも知れませんが…)。百式と言えば、やっぱりこのZガンダム劇中では最終回1話前でガザC部隊(の一部)を一掃した以外まったく活躍しなかったメガ・バスーカ・ランチャーでしょう。プレバンで再販されたのをゲットして、HGUC 百式リバイブと組み合わせてみました。キュベレイのほうはグラデーションを付けたメタリックパール塗装、かつアニメに忠実なカラーで仕上げてみました。HG版はMG版と比べてポージングがしやすいのも魅力です。

 

さて、これらの機体が登場するZガンダムですが、Zガンダムは私の人生を決めてしまった作品でもあります。金属工学の道を志すようになったのはこの作品が原因です。Zガンダム放送当時、私は小学生でしたが、ストーリーが小学生には難解すぎて何回も見直した覚えがあります。小説版も当時読みましたが、当時はチンプンカンプンでした。Zガンダムは漫画家の山田玲司先生がニコニコ動画で詳しく解説していますので、もし興味があったら見てみてください。


 忍者戦士飛影 (1985年)

スーパーミニプラ 忍者戦士飛影

スーパーミニプラ 忍者戦士飛影より、飛影です。セットの黒獅子も作ったのですが、変形機構のパーツ(しかもABS樹脂)が盛大に割れてしまい、パテと瞬間接着剤により完全固定ポーズの置物と化してしまいましたので、恥ずかしくて出せません(´;ω;`)ウゥゥ。

 

このアニメ、私はリアルタイム(小学生の時放送してた)のはずなのですが、全く記憶にございません。といいますのも、日曜午前の放送でして、この時間帯はたぶん親がなにかしらテレビを見ていて、見れなかったのだろうと思います。きちんと知ったのはスーパーロボット大戦IMPACTをプレイしてからでして、味方じゃないときは邪魔ばかりされて、味方になると途端に弱体化するのはなんなんだと思いながらプレイしてましたねー。

 

私はもうスパロボから卒業したので詳細は知りませんが、この伝統はさらに強化されて引き継がれてるようですね。めでたしめでたし。


機動戦士ガンダムZZ (1986年)

MG 1/100 MSZ-010 ガンダムZZ Ver.Ka

HGUC 1/144 AMX-004-2 キュベレイ Mk-II +ファンネルエフェクトセット

ZZのVer.Kaが出ましたので、まあとりあえず作りました…が、これ、各パーツが重すぎてまともにポージングできないですよ…。あと、HGUCキュベレイMk-IIとファンネルエフェクトセットがプレバンで出てましたので買ってみました。相変わらず肩バインダーが重すぎてこちらもポージングが難しい…ただファンネルエフェクトは使いようによってはディスプレイのし甲斐がありますね。

 

ZZは生で見てましたが、しばらくして見るのを止めました。まずZガンダムとのギャップがありすぎる上に、「戦闘メカ ザブングル」の二番煎じみたいな内容で主題歌も最悪、という悲しい作品です。ただ、新約Z(これも、時代に合わせたとはいえ、あまりいい出来ではないですが…)ではZZはなかったことにされてしまうというのは少しひどすぎると思いますですよ。


機甲戦記ドラグナー (1987年)

HG 1/144 ドラグナー1型 リフター1装備タイプ

ポプテピピックの「大張にムチャな仕事を押し付けるのぉぉぉー!」でおなじみ大張正己さんの手がけたOP映像だけが異常に有名な「機甲戦記ドラグナー」より、1型の、しかもカスタムでないバージョンが最新HGモデルとしてアップデートされましたので、ほぼノーマル塗装で作ってみました。

 

このドラグナーという作品、正直物語自体はそんなに特筆するべきものはないのですが、この作品の最大の功績は「電子戦用機」として、頭部にレドームを持つドラグナー3型を出したことと、先行試作機のドラグナーよりも、その量産機であるドラグーンのほうが洗練されて性能が良いという、(現実の兵器としては普通ですが)従来のロボットアニメにはない設定だったこと(ガンダムでいうと、ガンダムよりジムのほうが優れているという感じ)だと思います。このリアルな設定にしびれたロボットファンも多いはず、です。このモデル、普通に良い出来のですが、ここまでやるなら正直3型も出して欲しい…


New Story of Aura Battler DUNBINE (1988年)

HG 1/72 サーバイン

HGバージョンのサーバインがプレバン限定で出まして、迷いに迷って購入しました。といいますのは、自分はサーバインがそんなに好きではないのです…その理由は、見てもらえばわかる通り、意味不明の加飾とそのデザインがあまりにもオーラバトラーのコンセプトと違うからです。とは言え、買ったからには本気で塗ろうと思いまして、できるだけ昆虫っぽさを出すためにグラデーションを付けたメタリックパール塗装で仕上げてみました。塗装の出来自体は満足しています。このキット、後ハメが非常に難しい構造でしたので、合わせ目消しのためにはマスキングテープでぐるぐる巻きにする必要があります。

 

このサーバインが出てくる"New Story of Aura Battler DUNBINE"は、OVAアニメブームに乗っかってでっち上げた作品で、ストーリーも投げやりな上に作画の紙芝居ぶりにも辟易する出来の作品ですので、私はあんまり好きではないです。でもサーバインだけはスパロボのおかげで大人気ですね。私は邪道のオーラバトラーだと思っています。


機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (1988年)

RG 1/144 RX-93 νガンダム

RG 1/144 MSN-04 サザビー

「逆襲のシャア」の主役2機のRGキットです。νガンダムのほうは無難な指定色塗装で仕上げましたが、サザビーはネットで見つけた上手い人の真似をして、キャンディー塗装後のつや消しクリアという手法にチャレンジしてみました。その結果・・・まるで生きているエビのような質感になってしまい大満足w。並べるとνガンダムがかすんで見えるくらい、サザビーの存在感が半端ないです。

 


HGUC 1/144 RGM-89 ジェガン

HGUC 1/144 AMS-119 ギラ・ドーガ

HGUCのジェガンとギラ・ドーガです。ガンダムベース福岡はなぜか逆襲のシャア推しでこの2つがやたら大量にありましたので買ってみました。この両者、肩部や膝部の合わせ目消しなどにクセがありますが、そこさえなんとかすればお手軽グラデーション汚し塗装で割りと量産機然としたカッコよい仕上がりになると思います。しかしよく見ると、リ・ガズィがZの系譜デザインなのに対し、ジェガンはMk.IIの系譜のデザインなんですね。ギラ・ドーガは由緒正しいザクの系譜ですが。

 

私がきちんと「逆襲のシャア」を見たのは中学生になってからのレンタルビデオだと思うのですが、正直見た感想は「なんじゃこりゃ」状態でした。後になって、当時の富野監督の絶望と希望が入り混じった精神状態を知り、ようやく物語(というか、子供にはそう簡単にはわからないメタ構造)に納得がいったのですが、中学生程度の人生経験では理解できませんでした…ただこの「逆襲のシャア」、宮崎駿監督や押井守監督にも影響を与えるほど、当時のアニメ界には相当な衝撃だったそうですね。

(参考リンク: 『「逆襲のシャア」ショック』『押井守の映画50年50本』)


トップをねらえ! (1988年)

アオシマ 1/1000 超光速万能大型変形合体マシーン兵器 ガンバスター

アオシマからガンバスターのかなり気合の入ったキットが出たとのことで、人生初のアオシマのプラモデルを買ってみました。すごいです。頭部のパーツがシャープすぎて本当に手に刺さります。そしてこのプラモデルを作ると、ガンプラがいかによくできているかがわかります。バンダイの技術はプラモデルだけは本物ですわ。ただこのキット、造形は確かにかなりいいです。

 

このガンバスターが登場する「トップをねらえ!」は、あの庵野秀明監督の初監督作品として有名ですが、私は高校生の時にオタク友達のSくんに「いいから見ろ」と言われてしぶしぶ見たのが最初です。第1話の酷いギャグパロディには呆れましたが、2話後半からいきなり本格SFになり、5話の当時ですらダサいと感じる音楽をバックに繰り広げられるとてつもない戦闘シーンに引き込まれ、6話のラストシーンで号泣するという、まさに製作者側が作った"罠"にまんまとはまってしまいました。この作品、私は見た当初「イデオンの設定でガンダムをやったんだな」と感じていましたが、エヴァンゲリオンが「(Z)ガンダムの設定でイデオンをやった」作品でしたから、やはりその感想は正しかったんじゃないかな、と思います。


機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 (1989年)

MG 1/100 RX-78 NT-1 ガンダムNT-1 Ver.2.0

HGUC 1/144 MS-18K ケンプファー

ポケ戦より、最後の最後でようやく登場するNT-1アレックスのMG Ver.2.0と、HG版のケンプファーです。NT-1はオーソドックスな塗装にしましたが、ケンプファーはほぼ全身キャンディマット塗装で仕上げてみました。NT-1はパーツは多い以外にあんまり見どころのない普通のキットでしたが(HGUC版のNT-1に比べるとMG Ver.2.0は神キットなんですが…)、ケンプファーは肩アーマーと太腿部の後ろ側と、武器一式以外はほぼ合わせ目が目立たない構造(私は合わせ目は消しましたが)で、かなりの良キットです。

 

さて、このNT-1とケンプファーが登場する「ポケットの中の戦争」ですが、私、OVA版を見るより早く小説版を読んでまして、まさか小説版のほうがイージーモードで、OVA版のほうがハードモードとは知りませんでした。とても珍しい「子供にも勧めやすいガンダム小説」ですので、ガンダム初心者の方は是非どうぞ。